ぶどう狩りに行ってきました
やまなみ自然活動プログラムの一環として、交野市の神宮寺へぶどう狩りにいってきました。年中長児は先週でしたが、本日は2歳児と年少児がいきました。
一気に気温が上がったせいか、先週より始まったぶどう農園も今月末には終わる予定であるということを農園のご主人から伺い、びっくりしてしまいました。
さて、ぶどうがなっている状態を初めて見た子どもも多く、最初はぶどうがどこになっているのかわからない子どももいました。
保育者からぶどう農園での過ごし方の説明を受けて、いよいよぶどうをいただく時間となりました。自分たちでほしいぶどうを先生に伝えて取ってもらいました。その後は、持ってきたバケツにためた水道水でぶどうを洗い、食しました。驚くことに年少児の中には、3房も食べる子どもがいました。
2歳児にはテーブルと皿を用意して、ゆっくりと味わって食べられるようにしました。器用にすべてのぶどうを手でつまんで実を皿の上に出してから一気に食べる子どももいました。初めてのぶどう畑体験の子どもが多かったのにも関わらず、自分なりに工夫をしていました。
今年のぶどうはとても甘かったようでお代わりをする子どもがたくさんいたのが印象的でした。
子どもの見方を少し変えてみませんか?
子どもを褒める際に「短所や欠点に対して寛容になりましょう」と言われることがあります。例えば、A君がすごく勉強のできる子どもであったとすると、多くの大人は、「勉強ができてすごいね。また100点取ったの」などのように言って褒めます。一方で、テストで悪い点を取った場合には、「もっと勉強しなさい。いつもこんな点ばかりとってどうしようもない子ね」などと言ってしまいます。
しかし、「短所や欠点に寛容になる」とは、後者のような場合、「(勉強はあまりできないかもしれないけど、)運動が良くできるよね」などと、その子の「良さ」をみつけて褒めることを指します。このような褒め方をすると、「私は勉強ができないけれども、私には良いところがある。勉強ができなくても大丈夫」などと子どもが感じ、前向きにそして肯定的に物事をとらえることができるようになります。
人は誰にでも長所と短所を持ち合わせています。短所をどう評価するかで、受け手の印象はかなり変わるものです。親は子どもの短所に目が行きがちですが、それを逆手にとって、短所だけを口にして指摘するのではなく、長所を同時に見つけて褒めるということを心掛けるようにしてみてください。そうすることで、子ども達の自己肯定感はきっと育っていくでしょう。
年長児による花壇の植え替え
春に植えた花の花期が終わりになったので、花壇の植え替えを行うことにしました。
昨年に引き続き、園庭の花壇は年長児が自分たちで花を選び、そして植え替えます。
私たち保育者はまさに援助をする役割です。
先だって、年長児が春の花を抜いた花壇を、用務員さんが土をひっくりかえし、肥料を施し、整地してくれました。
この花壇に合うように花株を120株用意しました。40株×3種です。
子ども達が植えやすいように、ひもで花壇にラインをひき、植えるポイントにマークをしました。このようにすると、年長児ぐらいの年齢の子どもであれば、ある程度、きれいに植えることができます。
植え方の説明を聞き、一人一人が花株をもらい、植えていきました。
植え終わると、自分たちのジョウロで水をしっかりとやりました。
土の状態が夏とは異なることを話し、花に与える水の量も加減することを先生から教わりました。
植えたらおしまいではなく、これから毎日、花の様子を観察していきます。自分たちが卒園するときには、大きく育ってくれることを祈り、花の植え替えを終了しました。
花壇には、それぞれのクラス名と花の名前が記されたプレートがささっています。年少中の担任からも年長児が花壇の植え替えをしたことを伝え、年少中児と花壇の花がつながっていくようにしています。こうすることで初めて子どもにとって、花が「環境」として意味あるものになっていきます。
バスの非常ボタン説明
本日、3台のバスに取り付けた、非常ボタンの説明を3歳以上の全園児に行いました。
実際にバスに乗って、どこに非常ボタンがあるのか、そして、どのような時にそのボタンを押すのかを先生から教えてもらいました。
もしもの時のために、先生から使い方の説明を受けたわけですが、遊びで押してしまうと大変なことになるということも併せて伝えています。
非常ボタンを付けたから安心ではなく、バスのドライバーや添乗の教職員を始め、すべての教職員が子どもの命をあずかっているという意識をもって業務にあたっていきたいと思います。
落葉拾い&自然物遊び
先週の金曜日に、星のブランコに行って、落葉拾い&自然物遊びをしてきました。
この取り組みは、やまなみ自然活動プログラムの一環として、今年度より実施しています。
星のブランコの斜面を貸切って、自然あそびができるような環境を整えました。このような自然遊びは、子ども達の発達がかなり影響するので、学年に応じて遊び方を考えました。
遊び始める前に、しっかりとルールを先生から聞いて、遊び始めます。
年少児や2歳児は、目の前にある、自然に興味津々でした。迷子にならないように、そしてけがをしないようにしっかりとルールを聞きました。これらの学年は、クラス単位で自然散策をして、自然物を収集しました。どんぐりが落ちていることに気付いた子どもの周りには人だかりが・・・
2歳児は落葉のシャワーがとても気に入ったようで、何度も何度も先生に落葉シャワーをリクエストしていました。いたるところで、きゃっきゃ、きゃっきゃと楽しそうな声がこだましていました。
年中児は落葉のフロッタージュを不思議そうに眺め、みんなで一緒にする様子がみられました。落ち葉を使った制作も人気でした。
先生もこんな姿に・・・
年長児では、創造的な遊びができるように、机や新聞紙、コピー用紙、色鉛筆、セロハンテープ等々もそろえて、遊びの広がりが期待できるような環境設定も整えました。
案の定、年長児では、色々な遊びが子ども達から提案され、子どもから子どもへと伝播していきました。
落葉にうずもれた年長児の姿も・・・
この時期は蛇や蜂といった危険な動物もいないので、子ども達は自然を思う存分満喫することができました。近頃は身近であった自然も子ども達の周りから少しずつ姿を消しつつあります。このように心を解放して遊ぶことは子どもの心の育ちだけではなく、創造性を育んだり、仲間と遊ぶ楽しさを感じるきっかけにもなります。
少し危険なところもありますが、そこはしっかりと安全を担保できるようにし、遊べるような環境にすることができます。そして、何よりもみんなが楽しく遊ぶためには、ルールを守る必要があることを子ども達は、遊びを通して学んでくれています。
「また行きたい」という子ども達の声をたくさん聞くことができました。
来年度はさらに遊びが発展し、子ども達の笑顔と学びが再び見られるようにしていきたいと思います。